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本日は、改めて、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの入門編についての記事になります。ミッシェルガンエレファント、私自身日本でトップクラスに大好きなバンドですが、名前は知ってても曲は…という人、たくさんいるんじゃないかと思います。
今回は、そんなミッシェルの魅力を最大限に語っていきたいと思います。フォロワーも多く、現代にまで伝説のようにその影響は及びます。90年代を代表する邦楽ロックバンド。入門アルバムや名盤、影響を受けたバンドなど徹底的に書いていきますね。それではどうぞ!
【プロフィール】

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは、90年代の邦楽を代表するガレージロックバンドです。カッティングギターやブルース進行を多用した硬派なサウンドと、パンク的な精神性、そしてシュールでユニークな歌詞世界が特徴です。代表曲「世界の終わり」「スモーキン・ビリー」など。
Vo. チバユウスケ
Gt. アベフトシ
Ba. ウエノコウジ
Dr. クハラカズユキ
【ジャンル】

彼らの音楽ジャンルは間違いなく”ロック”ですが、どんな種類のロックなのかということについて話します。
① ガレージロック
彼らのジャンルについて、最もよく言われるのが「ガレージロック」です。The Velvet Undergroundなど、悪く言うと素人的で荒っぽい、しかしそれがロックの、さらにはパンクの精神性と符合し、絶大な影響力を持つジャンルとして伝わっています。シンプリティや肉体性など、彼らの敬愛した「パブロック」にもかなり近いです。
② ブルース/パンクロック
そして、コードは基本的に3コードが多く、ブルース進行を使用した作曲が多く見られます。また大枠としては彼らはパンクです。当然クラッシュやダムドなどパンクバンドを敬愛しており、精神性や作編曲の特徴を見ても極めてパンク的です。
【TMGEの魅力とは?】

ミッシェルの魅力は、なんと言ってもアベフトシの超高速カッティングギターとウエノコウジのゴリゴリのランニングベース、そしてチバユウスケの圧倒的なロックボーカルのミックスです。もちろんその各々の自由なプレイを立てることのできるクハラカズユキのドラミングも比類なきレベルです。しかし歌詞はシュールで主旋はかなりメロディック、コードも3コードを基調としたブルース進行と、作曲自体はかなり親しみを感じるのもポイントです。パブロックやパンクに影響は受けながらも、唯一無二のこのスタイルを彼らだけで完成させたのは本当に偉業だと思います。シンセやオルガンなど、鍵盤系をほとんど用いない点もむしろ珍しいですよね。ギターはエフェクターを通さずに直アン、楽器の持つ生々しいサウンドを感情的に表現しています。
【代表曲/有名曲】
「世界の終わり」
「スモーキン・ビリー」
「G.W.D」
「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」
「ゲット・アップ・ルーシー」
「キャンディ・ハウス」
など
また、「ドロップ」など、映画主題歌(『青い春』)等のタイアップで知られているものもしばしばあります。
最近では、日テレ系ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」にて「blue nylon shirts (from bathroom)」が流れ少しだけ話題になりました。
特に「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」は、Mステにてt.A.T.u.がドタキャンしたことによる急遽の代打パフォーマンスで演奏された曲として、伝説的に知られています。ミッシェルを語るに外せない有名な話ですが。

【必聴アルバム 3枚】
ここで、入門アルバムをまず3枚紹介したいと思います。全部人生レベルのフェイバリットアルバム。ミッシェルの魅力が全部詰まった3枚だと思います。
① 『GEAR BLUES』 (1998)

ミッシェルで最も評価の高い一枚と言えば、4枚目のスタジオアルバムである『GEAR BLUES』でしょう。意外にも過渡期的な作品ですが、全曲捨て曲なし、文句なしの最高傑作です。最も激しく音もゴリゴリで、ハードなガレージパンクとして異色のカッコよさを放っています。有名曲「スモーキン・ビリー」や「G.W.D」など収録。ちなみにオススメは「ウェスト・キャバレー・ドライブ」と「ホテル・ブロンコ」ですね。
② 『Chicken Zombies』 (1997)

私が最も好きなのが、3枚目の本作。爆速で爽快、重くも軽く、爆発のようなカッティングギターとランニングベースの炸裂する、邦楽ロックのマスターピースです。短い曲が多く、歌詞もシュールなので、肩の力を抜いて聴くことのできるアルバムだと思います。「ロシアン・ハスキー」から「バードメン」までの前半部分を超えられるロックアルバムはマジで他にないです。「ゲット・アップ・ルーシー」や「カルチャー」など、代表曲もしばしば。
③ 『High Time』 (1996)

個人的に、その類似性から『Chicken Zombies』と兄弟なような立ち位置だと思っているアルバムです。2枚目ながらその完成され方に驚きますね。「シャンデリヤ」や「キャンディ・ハウス」など、ミッシェルの唯一無二の音楽性を象徴するスピードナンバーに溢れる作品。他にも、「リリィ」や「sweet MONACO」などめちゃめちゃ名曲多いです。ガレージ・ブルース・パンクロックの真骨頂でしょう。
【その他名盤 2枚】
④ 『cult grass stars』 (1996)

ファーストアルバム。なんと言っても、一番の代表曲「世界の終わり」が収録されている点からも高い評価を与えざるを得ないですよね。とはいえ、インスト曲や長尺ミドルナンバー、爽快なスピード(ブルース)ロックなど、今後のミッシェルの音楽の形をファーストにして示しているのが凄いです。「トカゲ」や「キング」、「ブラック・タンバリン」など、ミッシェルの音楽性を象徴するロックがこの時点でもう最高の完成度で収録されています。
⑤ 『カサノバ・スネイク』 (2000)

『GEAR BLUES』でギアを最高潮に上げた彼らが、その期待を背負いつつ次にリリースした隠れた名盤。『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』(2001)のほうが評価高いと思いますが、あえてここは贔屓的に選出させていただきました。「リボルバー・ジャンキーズ」や「GT400」、「ドロップ」など、名曲揃いの作品です。バンド史上屈指のパンク精神満載アルバムだと思います。「夜明けのボギー」とか意外と大好き。
【彼らが影響を受けたロックバンド】

前述したように、パンク全般、ガレージロック、そしてパブロックに強く影響を受けています。パンクではクラッシュやダムド、ガレージロックではTHEE HEADCOATSが影響元としてよく知られていると思います。邦楽でも、モッズやルースターズなど特にチバユウスケがリスペクトを持つパンクバンドがいくつかいますね。
加えて、パブロックに関してですが、作曲とギタースタイルにその影響がかなり強く表れているのがわかります。
それが最も顕著なのが、Dr. Feelgoodです。ブルース進行にパンキッシュなスタイル、そしてカッティングギターの奏法全てに強い影響を感じます。
Dr. Feelgoodのギタリストであるウィルコ・ジョンソン、そして彼の敬愛したジョニー・キッド&ザ・パイレーツのギタリストであるミック・グリーン。彼ら両者に影響を受けたのが、ミッシェルのアベフトシです。唯一無二のミッシェルの音楽性は、こうして確立されました。
【TMGEが好きな人が聴くべき最高のアルバム 5枚】
最後に、ミッシェルが好きな人ミッシェルにハマった人が絶対に聴くべき、色んなバンドのアルバムを紹介したいと思います。もちろん、彼らが影響を受けたバンドからの選出がほとんどになりましたが。
① 『BANG!』 / BLANKEY JET CITY (1992)

同時期に活躍していたこともあり、ミッシェルとも交流の深い硬派なロックバンド、BLANKEY JET CITYの名盤です。ブランキーの中で一番好きですね。本当に素晴らしい邦楽ロックアルバムだと思います。さまざまなルーツが一つの個性として輝きを放っています。ミッシェルの初期から中期が好きな人にはバッチリハマるのではないかと思います。

②『Down By The Jetty』 / Dr.Feelgood (1975)

真に、ミッシェル好きにど真ん中に突き刺さるアルバムはこちらでしょうね。ドクターフィールグッドの代表作で、パブロックの名盤。「She Does It Right」や「Roxette」など、まさにミッシェルの音楽スタイルを形成した音を聴くことができます。私自身本当に愛聴盤で、何度聴いても飽きない名作だと思います。
③ 『Out of Their Skulls』 / The Pirates (1977)

敬愛するミックグリーン率いるパイレーツの、ガレージでパブロックなアルバム。ミッシェルのあのエネルギーは、ここからその源流を感じることができますね。めちゃくちゃロックで本当にカッコいい。ブルースが基盤にあるところも、影響として強く感じる要素ですね。
④ 『THE ROOSTERS』 / ザ・ルースターズ (1980)

チバユウスケが自身のルーツの一つであると公言する、ルースターズによるバンド同名の名盤。邦楽特有の空気もありながら、ブリティッシュパンクと引けを取らない至高のサウンドが、最高にイカしてます。「テキーラ」や「ロージー」など、わかりやすく影響を感じることができますね。私もめちゃくちゃ好きですこのアルバム。「恋をしようよ」なんて、ミッシェルにも同じ曲名あったなあ。
⑤ 『Sticky Fingers』 / ザ・ローリング・ストーンズ (1971)

影響も知らないし、そこまで似てもないですが、個人的にミッシェルを聴く時と同じ耳で聴きたいアルバムとして真っ先に挙がるのがこのアルバムなんです。ストーンズ全盛期の4枚のアルバムの中で、地味に実は一番好き。「Brown Sugar」や「Bitch」など、心から震えるカッコよすぎるブルースロックが堪能できます。ミッシェル好きはストーンズ、ハマるんじゃないのかなあとか思ってますけど、どうなんでしょうね(あまり見たことないかも
今回、王道のパンクはあえて入れませんでした。パンクは本当に全般的に影響を受けている気がするため、どれを挙げればいいのかわかりませんでした(すみません)。少なくとも、クラッシュやダムドなど、代表的なロンドンパンクはどれもミッシェルに大きな影響を与えているはずです。
【個人的に選んだTMGEの名曲ランキング トップ20】
オマケに、以前記事にしたTMGEの名曲ランキング トップ20をご紹介したいと思います。余力があればぜひご覧くださいませm(_ _)m

本日もご愛読ありがとうございました!それではまた(╹◡╹)


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