LE SSERAFIM 入門!【音楽的に見る人気韓国グループLE SSERAFIMの魅力や名曲を紹介】

アーティストレビュー

HIROSEのミュージックバーへようこそ。こちらのブログでは、音楽を中心としたさまざまな情報を気まぐれに発信しています。

本日は、LE SSERAFIM入門。普段は、歌謡やロック、シティポップなど広く音楽を扱っているこちらのブログですが、今月はアイドル月間ということで。3連続アイドル関係の記事になっております。

入門シリーズでは、大滝詠一やミッシェルガンエレファント、ユーミンやボブディランにドアーズなど多様な人選を扱ってきました。
中でも、K-POPは大好きなので、以前”NewJeans入門”の記事を投稿したのですが、そちらがわりかし好評なのです。私もお気に入りの一つです。

NewJeans入門とそれが示す近年の音楽シーン
HIROSEのミュージックバーへようこそ。こちらのブログでは、音楽を中心としたさまざまな情報を気まぐれに発信しています。今回はNewJeans入門!ということで、K-POPアイドルグループであるNewJeansを音楽評論的な視点から論じてい…

そこで本日は、LE SSERAFIMについて、音楽性を中心に簡単にまとめていきたいと思います。単にビジュのみならず、音楽としてのルセラは凄まじく素晴らしい。その魅力をぜひ伝えられたらなと思います。それではどうぞ(╹◡╹)

【メンバーとプロフィール】

現在のメンバーは、チェウォン()、サクラ()、ユンジン()、カズハ()、ウンチェ()の5人です。デビュー時は、ガラムを加えた6人でした。ちなみにユンジンは正しくは韓国系アメリカ人

2022年デビュー、公式ファンネームはFEARNOT(ピオナ)です。チェウォンとサクラは元々伝説的グループであるIZ*ONEに所属していたため、デビュー当時から非常に注目のあったグループでした。

R&B、トラップ、イージーリスニング、EDM、ダンスミュージックと広い音楽性があります。代表曲「ANTIFRAGILE」「Perfect Night」など。

【LE SSERAFIMのコンセプトは?】

ルセラのコンセプトは、「恐れず前へ進む強い女性」です。そもそも「LE SSERAFIM」というグループ名自体、”IM FEARLESS”(私は恐れを知らない)を文字ったものだと言います。

代表曲の「ANTIFRAGILE」(反脆弱性 = 外部からの衝撃を受けることにより、壊れるどころか逆に強くなる性質)や、「Good Bones」の歌詞中に繰り返し示された”Easy, crazy, hot I can make it”からの3連続シングル「EASY」「CRAZY」「HOT」など、ある程度コンセプトは一貫しているように思います。ブレブレとはよく言われますが、中核は全て反骨精神的な自己への強い信念、ですね。

【魅力や強みについて】

① メンバーのバランス

LE SSERAFIMの一番の強みは、メンバーのバランスが絶妙的に良すぎる点でしょう。全アジア男子の好みの顔を5人で網羅していると言えるほど、皆異なるタイプの美人です。日本人人気の高いチェウォンとウンチェとユンジン、中国人人気の高いサクラ、韓国人人気の高いカズハ。加えてチェウォンはアメリカ人人気も高く、ユンジンは国を問わず女性人気の高いメンバーです。

ダンスのレベルはとても高く、パフォーマンス性の高さを求められる振付が多いです。チェウォンやユンジンのようなリードボーカルや、バレエ経験者ゆえの唯一無二のダンサーであるカズハなど、魅力に溢れたメンバー構成をしています。

② ガルクラ×可愛い系の両立

チェウォンやウンチェなど、ビジュアルは比較的に童顔なメンバーが多いですが、グループのコンセプトは「恐れず前へ進む強い女性」。そのため、可愛い顔してイカつい楽曲を踊り切る姿がとてもチャーミングです。

どちらかといえば”ガルクラ”(ガールズ・クラッシュ)系のカッコいい路線ですが、可愛げのあるイージーリスニング系ポップもやはりしっかりと似合うのです。そういう点では、TWICEやIVEとも似た系統のように感じますね。

BLACKPINKやaespaのようにガルクラに振り切ったほうが本国人気も世界人気もしっかりと固定して得られますが、彼女らが可愛い系の楽曲を踊ることはコンセプトの”ズレ”として違和感ばかりを与えてしまいます。ルセラは、その点どっちにも行くことができるというキャラの広さが強みです。

③ 楽曲の普遍性とバズり力

②とも通ずる点ですが、広くポップスを演れる強みがあるため、楽曲に常に普遍性があります。NewJeansが提示した「日常的」で「シンプル」で「聴きやすい」楽曲が多く、長く広く愛されるという点は現代において一番の強みだと思います。

とはいえ、「CRAZY」や「BOOMPALA」、「SPAGHETTI」などといったような尖った楽曲も多いです。どれも振付や映像にバズ要素が盛り込まれているため、TikTokをはじめとしたSNSで幾度となく話題を集めています

「Eve, Psyche & The Bluebeard’s Wife」や「ANTIFRAGILE」、「Perfect Night」や「UNFORGIVEN」などは、ダンスとしてもTikTokでかなり多くカバーされました。とにかくショート動画に強い楽曲&ダンスなんですよね。

【現時点(2026.6)での代表曲/有名曲】

「ANTIFRAGILE」
「Perfect Night」
「FEARLESS」
「CRAZY」
「UNFORGIVEN」
「Smart」
「SPAGHETTI」
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」

ちなみに、「UNFORGIVEN」では、ブラックミュージック好きに知らない人はいないであろう、ナイル・ロジャーズがギタリストとして参加しています。ガチで凄いこと。

ちなみに、現時点での私の個人的な好きな曲ランキングトップ3は、「impurities」「Perfect Night」「EASY」です。impuritiesとPerfect Nightは私の大好きなイージーリスニングのR&B系ポップとして不動の評価があります。EASYはトラップ的なトラックにポップながらもクールに乗るR&Bスタイルのナンバーですが、初めて聴いた時とんでもない衝撃を受けた楽曲でもあります。以降ずっと大好き。あの衝撃は今の今まで自分に影響を与え続けていますね。

【名盤『UNFORGIVEN』(2023)】

ここで、個人的に人生レベルの愛聴盤である、大名盤『UNFORGIVEN」(2023)の紹介をしたいと思います。ルセラ初のファーストアルバムです。

タイトルトラックである「UNFORGIVEN」をはじめ、代表曲である「ANTIFRAGILE」、そしてショート動画を中心に大バズをカマした「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」などが収録されています。現代ポップシーンのど真ん中を彩る、象徴的な作品だと思います。R&Bやダンスナンバー、バラード曲など、最新のポップスを知るには足りすぎる、K-POPのみならず現代ポップミュージックを代表するレベルのアルバムだと個人的には感じています。

ただし、かなりヒイキしています(“個人的に”好きすぎるだけ)

【音楽性の特徴と影響について】

LE SSERAFIMは、広い音楽性と大衆性を同時に持ち合わせており、K-POPという範疇の中でさまざまなジャンルを横断しながら面白い音楽をやっている、そんなイメージがあります。NewJeans入門の時と同じく、そのジャンルを細かくみていきましょう。

① R&B

Impurities」や「Sour Grapes」、「Blue Flame」など、ポップスとはいえ基盤はR&B系ポップである気がします。R&BとHIPHOPがメインストリームにある現代のポップシーンにおいて、基盤にR&Bを採用するのは普遍性の獲得において理にかなっているように思います。

Perfect Night」など、イージーリスニング系のR&Bポップスが多いのは、ともに先立って時代を創ってきたNewJeansの影響であることは間違いないでしょう。

② トラップ

名曲「EASY」では、トラップというジャンルが用いられています。トラップとはHIPHOPの派生ジャンルで、重低音の効いたビートとチチチチと鳴るハイハット、打ち込み的なトラックと808サウンドが特徴です。

トラヴィス・スコットやフューチャー、Young Thugあたりが著名かなと。K-POPとしてこれらの重たいサウンドをポップに落とし込めたこの曲は偉大だと思うんです。2番Aメロのチェウォンのダンスもめちゃくちゃカッコいい。

③ ボルチモアクラブ / ジャージークラブ

ボルチモアクラブ / ジャージークラブとは、80年代後半に誕生したブレイクビーツのジャンルで、「タン・タン・タッタッタ」というリズムのビートが象徴的です。ルセラでは「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」で使用されています。
NewJeansの「Ditto」以降、非常に多くのK-POPでこのリズムが使われるようになりました。J-POPでも、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」や「オトノケー Otonoke」など、流行ソングにもいくつか使われているリズムです。

④ シティポップ

日本カムバ曲である「DIFFERENT」は、シティポップの特徴をかなり感じます。ギターの刻み方やリズム、ブラスやストリングスの使い方など、かなり80年代中期~後期あたりのシティポップに近しいと思います。角松敏生的と言いますか。

⑤ アマピアノ

謎に結構流行った、EP『EASY』の後続曲「SMART」では、アマピアノと呼ばれるジャンルが使われました。アマピアノとは、南アフリカで誕生したダンスミュージックであり、重低音のパーカッシブなビートと美メロな旋律が特徴です。
近年、Tylaがアマピアノを現代ポップシーンで流行させたことにより、さまざまなヒットナンバーに用いられるようになりました。

⑥ レゲトン

ラストは、代表曲「ANTIFRAGILE」で用いられた独特のリズム、「デンボウ」が特徴のラテン系ダンスミュージックレゲトン。ルセラで使われているのはこの曲くらいですが、このユニークなリズムやトラックと、ポップスとのバランスが凄まじいですよね。

【オマケ : 推し】

オマケです。ルセラにおける私の推しはキム・チェウォン。この世で最も完璧、完全無欠のアイドルだと思います。「かわいい」の象徴のような存在。顔はもちろん可愛いですが、仕草や魅せ方、表情管理などが本当に完璧。歌もダンスもK-POP界でトップレベルのものがあり、可愛い系オンリーの系統に見えてガルクラまでこなせてしまう範囲の広さにも脱帽です。

身長の割に、K-POP界イチレベルのスタイルも持っていると思います。各部位のバランスが完璧なんですよね。
彼女のキャリアによって、ロング派、ボブ派で派閥が分かれています。本当にどっちも選べないくらい好きですけど、ロングの時の彼女のほうがカッコいいので好きですね。ちなみに時期としては、話題に上がりがちな「UNFORGIVEN」前後の時期よりも(そちらもイイですが)、「Perfect Night」や「HOT」あたりのクールなビジュが爆発してる時期が最高ですね。

以上です。次の記事は松田聖子に絡めた内容について投稿する予定ですので、またもやアイドル系の記事になりますね。
本日もご愛読ありがとうございました!それではまた~~~~(╹◡╹)

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