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本日は、最高の音楽と映画シリーズ第3弾。2002年公開のカルト的日本映画、『青い春』とミッシェルの名曲についての紹介になります。読んで字の如く”青春”の映画で、治安の崩壊した高校に生きる不良たちが、それぞれの生き方にもがき足掻いていくさまを退廃的で耽美的に描いたもの。そして、ミッシェルのさまざまな名曲が本作を彩り、特にエンディングの「ドロップ」は衝撃的に心に突き刺さってきます。

まずは、『青い春』のあらすじについて。AIによる200字程度の要約はこちら。
青い春は、閉塞した男子校を舞台に、不良たちの鬱屈と暴力、空虚な日常を描く青春群像劇。屋上のフェンスにぶら下がる“ベランダゲーム”で序列が決まる中、カリスマ的存在の九條(松田龍平)と、彼に反発する雪男らが衝突。仲間意識と孤独、将来への不安が交錯し、やがて破滅的な結末へと向かっていく。
主演は若き日の松田龍平。他にも、新井浩文や高倉蒼佑、永山瑛太や忍成修吾など錚々たるメンツがキャストとして顔を揃えています。

高校三年生になり、進学や就職など「大人になる」手前の段階を強制された不良たちは、閉塞感からの脱却や何者かになりたがる衝動に駆られます。そんなリアルな心理は、自殺や殺人を含め、さまざまな非行を誘発する。夢に敗れた者も、カリスマになりたがった者も、思春期の間では無敵になるのです。
衝動と破滅、しかし止まることのない時間。誰もが青春に対して負ったどうしようもなさともどかしさが、救いのない現実を及ぼします。どこかで誰彼に抱えられた共感覚を、大袈裟にかつ耽美的に投影しました。
21世紀における、青春映画の金字塔としてカルト的な人気を誇ります。現代にまで影響力の強い日本映画。不思議な余韻の残る名作ですので未視聴の方はぜひ。

そして本作のエンディングを飾るのが、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「ドロップ」なんですね。衝撃的なラストシーンで流れるイントロに思わず心が動かされます。
ミッシェル過渡期における2000年の名盤、『カサノバ・スネイク』の最後に収録されているナンバー。彼らにしては長尺ですが、ガレージサウンドで鳴らす壮大なロックバラードは、ラストナンバーおよび映画のエンディングとしても最高に相応しいものです。
以前載せたミッシェルの名曲ランキングで、20位に書かせていただきました。良ければこちらも合わせてご覧くださいm(_ _)m

ぶらぶらと 夜になる ぶらぶらと 夜をゆく
じりじりと 夜になる じりじりと 夜をゆく
神の手は にじむピンク
ぶらぶらと 夜になる ぶらぶらと 夜をゆく
なめつくした ドロップの気持ち
非常にシンプルな歌詞ですが、本作に描かれる「止まらない時間」と重ねてみると、とても文学的に感じますよね。夜になって夜を超えて、そんなシーンが劇中にも描かれていました。「ドロップ」というタイトルも、本作の”ベランダゲーム”のゲーム性から見ると「落ちる」という動詞にも見えてきますよね(こじつけに近いですが考察ということで)。

ちなみに、他にも「ブギー」や「赤毛のケリー」、「モナリザ」など数多くのミッシェルの楽曲が挿入歌としてピックアップされています。ミッシェルの青臭さが土臭い青春の群像劇にピッタリなんですよね。ミッシェルファンのみなさま、ぜひ見てみてくださいな。

本日もご愛読ありがとうございました!それではまた~~~~(╹◡╹)


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