ミッシェルとブランキーの大好きな1枚【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / BLANKEY JET CITY】

アルバムレビュー

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先日、原宿で開催されたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとBLANKEY JET CITYのコラボPOP-UPに参加してきました。

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BLANKEY JET CITY×THEE MICHELLEGUN ELEPHANT POP-UP STORE
日本の90年代のロックシーンを牽引し一時代を築いた伝説的なバンドBLANKEY JET CITY THEE MICHELLE GUN ELEPHANT FUJI ROCK FESTIVAL ’00で日本人初のヘッドライナーを務めた両バンドが...

都内では7/25~8/6開催でしたのでもうとっくに終わってしまいましたが、こちらの参加を機に彼らへの興味が再燃していたため、彼らの一番好きなアルバムについてそれぞれ紹介できたらなと思いました。
特に私が好きなのはミッシェル。以前も記事を書きましたね。今度ミッシェルの入門記事もまとめられたらいいですね。
それではどうぞ

【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『Chicken Zombies』】

とはいえ、以前にもこのアルバムを取り上げたことがありました。詳細にはそちらをご覧いただきたいですm(__)m

このアルバムの素晴らしいところは、ブルースロックを破壊的なガレージパンクとして再構築している点です。シンセやピアノさえもほとんど使わず、ギターに関してはエフェクターさえも使用しない、本来のバンドサウンドで構成されたガチのロックンロール。それにもかかわらず、まったく新しい形に出来上がっているのが不思議で、パンク特有の”衝動”性をパッケージングした、唯一無二のアルバムとなっているのです。

頭5曲のスピード感に衝撃を受けないロック少年はいないはずです。特にオススメは、全曲の中でも最も好きな「ロシアン・ハスキー」と「バードメン」。てか全部イイ。

【BLANKEY JET CITY『BANG!』】

愛称”ベンジー”で知られる浅井健一がフロントマンを務めるブランキーによる、2枚目のスタジオアルバム(1992年)。「冬のセーター」など、ブルースロック的なギターリフがふんだんに楽しめる本作は、全作においてもよりルーツ性を感じる、凄く面白いアルバムです。

また、表題曲の「Bang!」など、ロカビリー的な要素を感じるところも興味深いポイントです。衝動性の中に、計算された理論的な要素を感じるのは、さすがベンジーと言ったところです。作曲力の高さを感じます。ありふれたロックミュージックとはかなりかけ離れたところにある、比類のない名盤ですね。

歌詞の面白さもこのアルバムは個人的に抜けて感じるところがあります。特筆させていただきたいのは「ディズニーランド」。狂気的な視点の世界観ですが、逆説的にリアリティを感じることができます。90年代特有の冷笑主義における、象徴的なバンドとも言えます。

全体的に、激しすぎはしませんが、ミニマムで聴きやすく、何よりも芸術作品として面白いです。ブランキーの中では特にオススメの1枚ですね。

以上、ミッシェルとブランキーの大好きな1枚について紹介させていただきました。いつか、彼ら各々、一本の記事でまとめられたらイイですね。
本日もご愛読ありがとうございました!それではまた~~(╹◡╹)

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