HIROSEのミュージックバーへようこそ。こちらのブログでは、音楽を中心としたさまざまな情報を気まぐれに発信しています。
さて、今回はダウンタウンと音楽についての特集でございます。ダウンタウンって?あの超人気お笑いコンビしかいないでしょう。実は私ダウンタウンのファンでして、ガキ使のDVDを買ったり、著書(『遺書』や『読め!』など)を集めたりしております。そこで、今回はダウンタウンと音楽にまつわるさまざまに触れていきたいと思います。面白い視点でしょ。
それではどうぞ

【HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP】
まずは前座的に、前提となる知識を共有させてください。ダウンタウンは、1994年から「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」というレギュラー音楽番組を持っていました。内容としては、半分が音楽ライブ、半分が出演者とダウンタウンとのトークといったものでした。そこでの絡みから、例えば小室哲哉とのH Jungle with tが、例えば槇原敬之とのチキンライスが誕生しました(浜田の図々しさエグい)。
【H Jungle with t】
一つ目は、最も有名なところから。H Jungle with tは、浜田雅功と小室哲哉によるユニットです(説明不要だと思いますが)。「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」や「GOING GOING HOME」など、ダブルミニオン超えを含む大ヒット曲があります。先述した通り、HEY!HEY!HEY!での絡みがキッカケでした。ユニット名にあるJungleとは、イギリスのダンスミュージックジャンルの一つで、高速のブレイクビーツが特徴の「ジャングル」に由来しています(各曲のイントロ部分にもその表れがありますね)。東京進出して数年、若手お笑い芸人として不動の地位を確立しかけていたダウンタウンが、サブカル的な文脈でも評価を確固たるものとしたキッカケが、松本の著書『遺書』と、浜田のH Jungle with tでした。世は小室哲哉の全盛期。ダウンタウンもいわゆる小室ファミリーへの加入を果たしたわけですね。

【GEISHA GIRLS】
GEISHA GIRLSとは、1994年から活動を開始した、坂本龍一プロデュースによるコミックラップユニットです。意外にも音楽的評価は高く、ダウンタウンの(形式上の)全米デビューが大きな話題となりました。ガキ使に観客として来ていた坂本龍一に対して発言した松本のボケが発端。メンバーはKen(松本人志)とSho(浜田雅功)。音楽性としては、ハウスやテクノ、HIPHOPのトラックに、関西弁調のラップを乗せたものが多いです。名曲「Grandma Is Still Alive」等途中で漫才の入るものがあったりするなど、かなり前衛的なアイデアが光るナンバーが多いです。代表曲は「Kick & Loud」。
名盤『THE GEISHA GIRLS SHOW 炎のおっさんアワー』は、ジャパニーズヒップホップの中でもかなりの必聴アルバム。坂本龍一や小室哲哉、テイ・トウワやアート・リンゼイなど、当時の超名プロデューサーが関与しているモンスターアルバムです。

【『ダウンタウンのごっつええ感じ』】
こちらは、番組名。当時の大人気コント番組である『ダウンタウンのごっつええ感じ』にも、ダウンタウンの音楽を語る上で欠かせないものがありました。中でも、「エキセントリック少年ボウイのテーマ」や、「オジャパメン」などは、当時のお笑い界と音楽界との接続において重要なヒットナンバーであり、少年少女の文化的発展にも貢献したほどの楽曲であると思っています。小室哲哉も、HEY!HEY!HEY!にて、ごっつの松本人志を見て「リズム感がある」と発言していましたね。
【チキンライス – 浜田雅功&槇原敬之】
こちらも有名ですね。作曲・槇原敬之、作詞・松本人志の「チキンライス」。リードボーカルは浜田雅功がとっています。もちろん、HEY!HEY!HEY!での浜田の発言がキッカケ。この楽曲で最も評価すべき点は、やはり松本の歌詞です。あまりにも良すぎる。自身の実際のエピソード(少年時代の貧乏話)が元となっているため、解像度の高さとともに、ラブソング以外のクリスマスの名ナンバーとしても非常に響くものとなっています。2004年リリース。
【その他の楽曲等】
あまり知られていませんが、実はその他にもちょくちょく楽曲をリリースしているんです。例えば、1991年リリースの『万力の国』。宇崎竜童や奥田民生、所ジョージや島田紳助など、豪華なメンバーが作曲に関わっています。他にも『GOBU・GOBU』など、実は80年代から音楽活動を行なっていました。

以上となります。これからも僕はダウンタウンを応援し続けますよ。今回もご愛読ありがとうございました!それではまた(╹◡╹)
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