90年代の邦楽名盤 25選! 【主観で選んだ日本の90’s必聴アルバムを時系列順に紹介】

アルバムレビュー

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本日は、90年代の邦楽名盤25選ということでやっていきたいと思いますよ。90年代の邦楽シーンは、間違いなく名盤の宝庫となっていました。メインストリームやオルタナシーンなど、幅広くアルバムを紹介していきたいと思います(各アーティスト1枚ずつ選出)。

この手のリストでは、正直同じような顔ぶれがありますよね。大衆的なポップアルバムを選出してはいけないという決まりはないですので、私は今回幅広いところからアルバムを集めたつもりです(主観での選出なので、これ入ってないの?というのが大量に出てくると思います、すみません)。

皆にとって需要のあるリストになれたら嬉しいです。それではランキングのほうへどうぞ!

① 『BANG!』 / BLANKEY JET CITY (1991)

浅井健一率いるスーパースリーピースバンドBLANKEY JET CITYによる、邦楽ロックを代表する名盤。ロックをはじめロカビリーやフォークなど、クロスオーバー的なジャンルの融合が魅力の、唯一無二のロックアルバムです。

② 『LIFE』 / 小沢健二 (1994)

ジャパニーズヒップホップを代表する歴史的名アルバム。さまざまな邦楽ランキング企画で1位を取っているのを目にします。オザケンなら、FLIPPER’S GUITAR時代の『CAMERA TALK』も渋谷系の象徴的な名盤として名高いです。名曲「ラブリー」や「今夜はブギー・バック」など。

③ 『孤独の太陽』 / 桑田佳祐 (1994)

サザン黄金期の90年代前半に、桑田佳祐がソロ名義で発表したアルバム。正直、見落とされがちですがそれが惜しいレベルにめちゃくちゃ名作です。古典的なロックへの回帰的なアプローチや、ボブ・ディランへのリスペクトが最大限に感じられる、桑田佳祐のルーツミュージックアルバムです。

④ 『Atomic Heart』 / Mr.Children (1994)

ミスチルでは『深海』が選ばれがちですが、個人的な好みでこちらを選出させていただきました。ミスチルのこの時期特有の、内省的な歌詞やダウナーな雰囲気は相変わらず、「innocent world」や「CROSS ROAD」などJ-POPの象徴的なナンバーをパッケージングした、邦楽史に残るべき名作となっています。

⑤ 『THE GEISHA GIRLS SHOW 炎のおっさんアワー』 / GEISHA GIRLS (1995)

お笑いコンビ、ダウンタウンがコミットユニットを演じ、関西弁調の歌詞をラップとしてハウスやテクノに乗せていくというイカれコンセプト。しかし、制作チームは坂本龍一、TOWA TEI、アート・リンゼイ、小室哲哉という意味わからないレベルに豪華なメンバーなんです。このアルバムでは、イントゥルード的にダウンタウンの漫才が挟まれ、まさに音楽とお笑いを接続した画期的なアルバムとなっています。ちなみに坂本龍一に関して、ソロ作品の『BTTB』も90年代を代表する名盤。

⑥ 『evergreen』 / My Little Lover (1995)

邦楽ポップスのさまざまな文脈で高い評価を得る、マイラバのファーストアルバム。プロデュースは小林武史です。「Hello,Again~昔からある場所~」をはじめ、「白いカイト」や「Man&Woman」など、J-POPを代表する多くの名曲が収録されており、アルバムとしても高い完成度を誇ります。

⑦ 『東京』 / サニーデイサービス (1996)

死ぬほど聴いた名盤。はっぴいえんどをはじめとした70年代ロックスを、90年代当時の質感で再構築した、青春のポップアルバム。ジャケ写に象徴されるように、春色の東京をさまざまなフレームで切り取った至極の名作です。

⑧ 『Young Love』 / サザンオールスターズ (1996)

以前書いた、サザンのアルバムランキングにおいて1位に置かせていただきました。サザンのルーツ回帰的なアルバムで、桑田佳祐のルーツとオリジナルとの混合を堪能できます。間違いなく最高傑作(主観)。有名曲「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」や「あなただけを 〜Summer Heartbreak〜」の収録など、商業的にも成功した作品ですね。

⑨ 『SWEET 19 BLUES』 / 安室奈美恵 (1996)

90年代の名盤リストを作るなら、しっかりとこの辺りも押さえておくべきだと思います。爆売れした全盛期安室奈美恵の傑作。自由な小室哲哉の作風が意外にも目立つアルバムです。「Don’t wanna cry」や「Chase the Chance」、「You’re my sunshine」や「Body Feels EXIT」、そして「SWEET 19 BLUES」と、恐ろしいほど有名曲に溢れています(ベスト盤?)

⑩ 『MONTAGE』 / YEN TOWN BAND (1996)

映画『スワロウテイル』に登場する劇中バンド、YEN TOWN BANDの小林武史プロデュースアルバム。これがやはり名盤なんです。ボーカルはCHARA(コバタケ楽曲との相性抜群すぎる)。有名曲「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」収録。儚さに溢れたアルバムですね。

⑪ 『A』 / 電気グルーヴ (1997)

ジャパニーズテクノの大傑作であり、彼らをメジャーシーンに押し上げた名曲「Shangri-la」を収録したオリジナルアルバム。テクノの持つとっつきにくさを比較的に感じさせず、ポップスのアルバムとして楽しめます。当時のHIPHOPシーンへの回答とも言えるような空気も最高です。

⑫『金字塔』 / 中村一義 (1977)

シンガーソングライター中村一義のデビューアルバム。オールドロックへの再解釈と、ファンタジーと冷笑の共存とも言える独特な歌詞が、完成度の高い極上のポップスを仕上げています。中村一義では2000年代ですが『100S』も最高ですね。

⑬ 『宇宙 日本 世田谷』 / フィッシュマンズ (1997)

フィッシュマンズと言えば『空中キャンプ』。それを出さないのはあまりにも逆張りとも言えるほど、この手のリストでは常連中の常連の一つですが、自分を信じて一番好きなこちらの作品を選出しました。浮遊感溢れる幽玄の空間にビートが淡々と流れゆき、儚げある声と一体化して染まりゆくさまが非常に神々しく夢みたいです。米国Rate Your Musicの「史上最高の日本の音楽アルバム」にて、第3位を記録しました(1位もフィッシュマンズで『LONG SEASON』)。

⑭ 『Chicken Zombies』 / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT (1997)

ブルース進行に爆発のように乗りゆくカッティングギターや疾走ベースが特徴の、破壊的なガレージパンクアルバム。邦楽ロックを代表する名アルバムだと思います(『GEAR BLUES』よりも個人的には好き)。「ロシアン・ハスキー」や「マングース」、「ゲット・アップ・ルーシー」や「バードメン」、「カルチャー」などハンパなく名曲が並び、沼ること間違いなしのパワーアルバムとして仕上がっています。

⑮ 『Starting Over』 / SPEED (1997)

SPEEDの衝撃的なデビューアルバム。90’s J-POPの象徴的な作品だと思います。彼女らを代表する名曲「Body & Soul」や「STEADY」、「Go! Go! Heaven」を収録し、アルバムとしても至高の完成度を誇る最高の名盤。

⑯ 『LITTLE BUSTERS』 / the pillows (1998)

90年代の邦楽ロックサウンドを思い出せば、彼らの鳴らす音を彷彿とさせるでしょう。オルタナティブながらも、大衆を受け入れる懐の広さも持ち合わせています。「ハリウッド レインボウ」に見られるような小説的な歌詞は健在ながら、ハードでグランジ的なサウンドがより光る作品に仕上がっています。

⑰ 『the brilliant green』 / the brilliant green (1998)

超名盤。有名曲「There will be love there -愛のある場所-」の収録のみならず、「冷たい花」など、アンニュイながらもエバーグリーンなサウンドが全編にわたり流れゆくさまは、90年代末期の邦楽ロックの象徴として感じられます。ポップスとしての性格も強く、後世への影響力も大きい作品になりました(ちなみに2000年代ですがセカンドの『Los Angeles』も名盤で、対してシューゲイザーなどオルタナシーンへの影響大)。

⑱『股旅』 / 奥田民生 (1998)

「さすらい」や「イージュー★ライダー’97」など、90年代 J-POPを代表するナンバーが光ります。ポップサウンドの中に、自信が強く影響を受けたビートルズなどのオールドロックのエッセンスを感じ取ることができます。余談ですが、「イージュー★ライダー’97」のイントロのアレンジは、映画『イージー・ライダー』の挿入歌であるステッペン・ウルフの「The Pusher」をパロったんでしょうかね?(出だしがあまりにも似すぎてませんか)

⑲ 『フェイクファー』 / スピッツ (1998)

常に全盛期のスピッツのディスコグラフィーにおいて、90年代に限っても一番を選ぶのは難しい話でした。初期のスピッツから現在のスピッツへの過渡期のようなアルバムであり、多くの有名曲を含んだ名作です。「冷たい頬」や「楓」など、どこか危うい雰囲気をまとった儚い楽曲に加えて、「運命の人」や「スカーレット」のように真っ直ぐなラブソングも含んでおり、バンドの新たな方向性を確定した重要作でもあるのです。

⑳ 『スリーアウトチェンジ』 / スーパーカー (1998)

大好きなアルバム。最近、このアルバムについての記事を投稿したところでした。スーパーカーの、唯一と言ってもいいほどのロックサウンドアルバムで、オルタナティブでクリエイティブなギターロックで攻めたエバーグリーンな作品です。10代特有の「若さ」や「青春」を閉じ込めた、バンドドリームの象徴的なアルバムでもあります。

㉑ 『Automatic』 / 宇多田ヒカル (1998)

言わずと知れた、日本一売れたアルバム。収録曲のほとんどを15歳の時に作り上げた、大天才宇多田ヒカルのファーストアルバムですね。日本語を本格的なR&Bに乗せ、情緒あふれる歌詞と繊細な声をお茶の間に届けた、デビュー作にして完成されすぎた作品。「Automatic」や「First Love」など信じられないポップチューンが並び、硬派なR&BとJ-POPを実力で接続しています。何百回聴いただろうか。個人的なフェイバリットを挙げようとしましたが、マジで全曲でした。セカンドと合わせて聴いてほしいです。

㉒ 『無罪モラトリアム』 / 椎名林檎 (1999)

鬼才椎名林檎のデビュー作であり、前衛的でエロチックな芸術表現が光る邦楽を代表する名盤。ほぼベスト盤とも言えるほどの名曲の連続で、アルバムの持つ力は日本一(影響力も半端ないですしね)。「丸の内サディスティック」のみならず、「正しい街」や「歌舞伎町の女王」、「幸福論 (悦楽編)」や「ここでキスして。」など。

㉓ 『FLAME VAIN』 / BUMP OF CHICKEN (1999)

BUMPのファーストアルバム(この年ファーストアルバム豊作すぎるだろ)にして、オルタナティブなサウンドに小説のような歌詞を乗せるスタイルが確立された隠れた大名作。「ガラスのブルース」や「アルエ」などの初期の名曲が揃い、卓越したメロディーセンスがなだらかにロックギターに乗るさまが気持ちいいです。今のBUMPじゃ作らないような、「ノーヒットノーラン」や「バトルクライ」のような洋楽的なサウンドアプローチが楽しめる作品。

㉔ 『さよならストレンジャー』 / くるり (1999)

日本映画のような空気をまとった、若さ全開のオルタナティブロックアルバム。とはいえ凄くポップでもあり、叙情的な歌詞と合わせて非常に聴きやすい作品になっています。90年代邦楽ロックを象徴するようなギターリフから始まる「東京」や、青春を可聴化したようなリードナンバー「さよならストレンジャー」など名曲が並び、あっという間に聴けてしまいます。

㉕ 『Lifetime』 / GRAPEVINE (1999)

聴き応えのあるギターサウンドとロックシンガー的な声が特徴の、GRAPEVINEのセカンドアルバム。イントロから引き込まれるメロディックなポップチューン、「光について」の収録をはじめ、2000年代以降に象徴的な”エモ”文化的な概念を示唆するかのような青い楽曲が並びます。邦楽ロックシーンへの影響もかなり大きい作品だと思います。

以上、90年代の邦楽名盤25選でした。完全に主観的なリストですので、その点ご了承くださいな。
本日もご愛読ありがとうございました!それではまた(╹◡╹)

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